「日常に変化が欲しい」「気軽に出かけたい」そんなふうに感じていませんか?
今回ご紹介するのは、シニア向けにおすすめの電動アシスト自転車です。
アクティブに外に出かければ、身体だけでなく心も健やかな日々を送れそうですよね。
電動アシスト自転車のメリット・デメリットから、選び方やおすすめ5選をチェックしましょう!
シニアにおすすめ!電動自転車のメリット・デメリット
アクティブなシニア世代が増える今、自動車でもっとお出かけをしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、家族からは運転免許証の返納を勧められ、自分の思いと家族の思いの板挟みになることは珍しくありません。
そこでおすすめなのが、電動アシスト自転車です。
まずは電動アシスト自転車のメリットとデメリットを見てみましょう。
電動アシスト自転車のメリット
電動アシスト自転車の主なメリットは次の6つです。
- 漕ぎ出しの軽さ
- 坂道がラク
- 荷物を乗せても疲れない
- 小回りがきく
- 「もう少し遠くまで」とポジティブになれる
- 維持費が安い
それぞれのメリットを見ていきましょう。
漕ぎ出しの軽さ
電動モーターがアシストしてくれるから、漕ぎ出しがスームズ。漕ぎ出し時のふらつきを防いでくれます。
坂道がラク
自転車は坂道になるととても大変ですが、電動アシスト付きなら坂道も怖くありません。
荷物を乗せても疲れない
電動モーターの力があれば、重い荷物を乗せてもラクラク進めます。
買い物をすると荷物が多くなりがち…という人でも安心です。
小回りがきく
電動アシスト自転車は小回りがきく乗り物です。駐車場の空き状況を心配せずに済み、車で通るには狭いという道も通り抜けられます。
「もう少し遠くまで」とポジティブになれる
小気味よく走れる電動アシスト自転車なら、いつもより少し遠くまで行ってみようとポジティブな気持ちになれます。天気や気候が良い時期には、サイクリングもおすすめ。
維持費が安い
自動車の所有やタクシーに乗ることに比べると、電動自転車の維持費は安いのが魅力です。
電動アシスト自転車のデメリット
電動アシスト自転車には、次のような3つのデメリットもあります。購入前にはしっかりとデメリットも把握しておきましょう。
- 購入費用が高い
- 車体が重い
- 充電切れに気をつけなければいけない
購入費用が高い
電動アシスト自転車は、アシスト機能が付いていない普通の自転車に比べると高額です。
電動アシスト自転車の費用用場は10~15万円ほど。
普通の自転車は3~4万円ほどから購入できるため、購入費用が高いのはデメリットです。
車体が重い
電動アシスト自転車は、モーターやバッテリーを積んでいるので車体が重いです。とは言え、車体の重さはシニアに限らずデメリットとなるため、軽さを重視した電動アシスト自転車もたくさん販売されています。
充電切れに気をつけなければいけない
電動アシスト自転車の充電が切れてしまうと、ただの重い自転車になってしまいます。
出かけた先で充電切れにならないよう、バッテリー残量には気をつけなければいけません。
電動アシスト自転車購入補助金を導入する自治体
高齢ドライバーが運転免許証を返納しない理由の1位は「自分の運転に自信があるから」という調査結果があります。
続いての理由が「返納すると交通手段がなくなり、不便になるから」です。
このように、自動車を使えなくなることで生活が不自由になると考える人は少なくありません。
そこで、高齢ドライバーの運転による交通事故の防止と、日常生活の移動手段確保のために、電動アシスト自転車の購入金補助制度を導入している自治体があります。
たとえば豊橋市では、70歳以上の方が運転免許証を返納後、豊橋市内の販売店で電動アシスト自転車を購入すると購入費用の4分の1(上限15,000円)の補助があります。
参照:豊橋市「高齢者運転免許証自主返納 電動アシスト自転車購入補助金」
伊勢市では運転免許証の返納に関わらず、65歳以上の方が電動アシスト自転車を購入すると、本体購入価格の3分の1(上限30,000円)が補助されます。
参照:伊勢市「高齢者電動アシスト自転車購入補助事業」
このように、高齢者向けに電動アシスト自転車の購入を補助する制度を導入している自治体はいくつもありますので、お住まいの自治体に確認してみてください。
【シニア向け】電動アシスト自転車の選び方
始めての電動自転車では、何を基準に、どのような点に注目して選べば良いのか分からないものです。
そこで、シニアの方が電動アシスト自転車を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
扱いやすい軽量タイプ
一般的に、普通の自転車よりも重量が重いと言われている電動アシスト自転車ですが、重量は自転車の種類ごとに異なります。
一番軽いのは折りたたみタイプやミニベロタイプの電動アシスト自転車で、約10~20kgです。
シティサイクルタイプだと20kg前後となりますが、同じシティタイプでもモデルによって重量は異なります。比較的軽いモデルを選ぶようにしましょう。
またぎやすい底床フレーム
またぐ部分のフレームが地面に近いほどまたぎやすく、そのようなフレームのことを底床フレームといいます。
足を大きく上げてまたぐフレームだと、乗り降りの際にふらつく危険性があるため、またぎやすい底床フレームがおすすめです。
全体的にコンパクトなサイズ
大人用の普通の自転車では、24インチや27インチが主流です。
シニアの方が電動アシスト自転車を選ぶ際には、20インチや22インチを選ぶようにしましょう。タイヤが小さい方が重心は低くなり、安定性が増すからです。
そして、自転車の全長にも注目しましょう。全長が短いほうが車体をコントロールしやすく、小回りがききます。
シンプルな操作性
電動アシスト自転車には、アシスト機能を操作する操作パネルが付きます。
電動アシスト機能のオン・オフや、モードの切替などは操作パネルを使って行いますが、機能が充実していても操作が難しいと使いこなせません。
機能がたくさん付いているよりも、シンプルで操作が簡単なモデルを選びましょう。
バッテリー容量の大きさ
電動アシスト自転車にはバッテリーが付いており、バッテリーの容量が大きいほど一度の充電で走れる距離は長くなります。
しかし、バッテリーの容量が大きいと重量も重くなってしまうのです。
電動アシスト自転車を購入する際には、一度の充電で走れる距離をチェックしましょう。そうすることで、「ここまでの走行距離はいらないからもう少しバッテリー容量を小さくして軽くしよう」などの判断がしやすくなります。
シニアは軽さも大事!電動アシスト自転車おすすめ5選
電動アシスト自転車はたくさん販売されているため、結局どれを選べばいいのか分からない…となっていませんか?
ここでは、シニア向けの電動アシスト自転車をご紹介します。
シニアの方が乗りやすいモデルに絞っているのでチェックしてみてください。
パナソニック SW
パナソニックの「SW」は、電源オン・オフだけのシンプルな操作性が魅力。スイッチ操作と連動したLEDライトが常時点灯するため、雨や曇りの日も視認性がアップします。
またぎやすいU型フレーム採用だから乗り降りも問題なし。おしゃれなカラーとシルエットで、颯爽と乗りこなしたい方におすすめです。
バッテリー容量 | 8.0Ah |
一充電あたりの走行距離目安 | オートマチック:約36km |
充電時間 | 約4.5時間 |
タイヤ | 20インチ |
重量 | 20.8kg |
税込み参考価格 | 107,000円 |
ヤマハ PAS SION-U
20インチと24インチから選べるヤマハの「PAS SION-U(パス シオン ユー)」。
地面からフレームまでの高さが31.5cmと低いためまたぎやすく、漕ぐ時の膝を曲げる角度も浅いので漕ぎやすいモデルです。
アシスト機能を操作するパネルは、アシストモードの「強」「弱」を選ぶだけ。1つの鍵で車輪とバッテリーをロックできるので盗難対策も◎。
種類 | 20型 | 24型 |
バッテリー容量 | 25.5V/12.3Ah | 25.5V/12.3Ah |
一充電あたりの走行距離目安 | 強モード:46km 弱モード:71km | 強モード:49km 弱モード:76km |
充電時間 | 約3.5時間 | 約3.5時間 |
タイヤ | 20インチ | 24インチ |
重量 | 21.5kg | 22.5kg |
参考価格 | 146,300円 | 146,300円 |
パナソニック ビビ・SL・20
パナソニックの「ビビ・SL・20」はタイヤが小さく小回りがきき、20型のショッピングモデルでは業界最軽量!
カーボンを配合して軽さと剛性を備えたバスケットや、軽量化されたドライブユニットなど、軽さのための工夫がいっぱいです。太陽光で充電するソーラーオートテールが、後方からの視認性をアップしてくれます。
バッテリー容量 | 8.0Ah |
一充電あたりの走行距離目安 | パワー:約30km オートマチック:約35km ロング:約50km |
充電時間 | 約3.0時間 |
タイヤ | 20インチ |
重量 | 19.5kg |
参考価格 | 143,000円 |
ブリヂストン アシスタユニプレミア
ブリヂストンの「ASSISTAUNI(アシスタユニプレミア)」は、フレームの高さが33.8cmとまたぎやすく、とっさの時に足がつきやすいので安心です。
20インチなのでタイヤは小さいですが、ひと漕ぎで進む距離は26インチと同様。安全性を重視しつつ、スイスイ進む快適さも欲しい方にピッタリです。
バッテリー容量 | 313Wh 12.3Ah 25.5V |
一充電あたりの走行距離目安 | 弱モード:72km 強モード:49km |
充電時間 | 約3.5時間 |
タイヤ | 20インチ |
重量 | 22.4kg |
参考価格 | 151,000円 |
ブリヂストン ラクット
ブリヂストンの「ラクット」は、20インチと24インチから選べます。
20インチはひと漕ぎで約3.7m進み、これは26インチと同様の距離。24インチではひと漕ぎで約3.9mも進みます。
ボタンが少なく文字も大きいかんたんパネルを搭載し、操作性の良さも◎。カーボンベルトドライブだから錆びたり外れたりすることなくお手入れの手間もかかりません。
種類 | 20インチ | 24インチ |
バッテリー容量 | 361Wh 9.9Ah 36.5V | 361Wh 9.9Ah 36.5V |
一充電あたりの走行距離目安 | 弱モード:110km 強モード:65km | 弱モード:110km 強モード:65km |
充電時間 | 約4時間10分 | 約4時間10分 |
タイヤ | 20インチ | 24インチ |
重量 | 25.2kg | 26.8kg |
参考価格 | 174,000円 | 174,000円 |
電動アシスト自転車で新しい日常を
元気なシニアの方が増えている今、自動車よりももっと身軽に出かけられる電動アシスト自転車は注目されています。
ちょっとそこまでの日常使いや、いつもより遠くのスーパーへ行く際の移動手段としてピッタリ。さらに、夫婦で、友人と、サイクリングを楽しむのもおすすめですよ◎